手に入れたいものほど遠のいていく----
手に入れようとするほど遠のいていく---

 

 

『ちゃんと治ったらご褒美に旅行にでも行こう。
         だからまた元気に帰っておいで。 』
 

その人がくれた言葉。
その時は嬉しくて、涙がでたんですけど。
 

でも、
少しの時間のせいで、この言葉のせいで
余計に苦しくなったじゃん。
 

記憶って捨てられないのかなぁ。肝心なことは憶えてないのに。
また同じ事繰り返して、自分が傷つくのが目に見えていても、
どうしても考えられずにはいられない。
 

愛されているその瞬間の言葉なんて信じる方が馬鹿なんだ。

 

と頭では解っているのにこういう時だけ頭と心は繋がっていると実感する。
いや、痛感かな。
 

普段は罵倒されてばかりなのに、
その時優しくされると分かってても騙されたくなるでしょう。

もぅ馬鹿だ。

 

「俺に惚れすぎ。」
 

いくら言われても引きません。っていうかもぅ引けませんから。

 

好きなものはすきなんだし、仕方なくない?
今までそうやって生きてきたもん。我慢なんてしたことなかったもん。

 

同じ様な女が何人いるのか知らないけど、それも仕方ない。
聞きたくはないしね。

 

態とそんなことを匂わせるところが嫌いだけど好き。
それが優しさだとも思うし、意地悪なところだとも思う。

 

だけど、割り切れないよ。
まだまだ子供すぎるみたい。

 

心が分割しそうです。悪い意味で。

 

もっと徹底的に騙して欲しかったなぁ。

 

でも初めに自分で言っちゃったもんね。
「面倒臭い女にはならないよ」ってね。

 

墓穴掘ったー。くそぉ。

 

変なとこだけ大人びてて損したー。
 

だってさ、背伸びして追いつきたかったんだよ。
少しでも近づけるかなって。

 

まぁこの浅い人生観の少ない脳みそで考えた結果がこうなんだろうけど。
学習したくない。こんなこと。
 

なのにすぐに

 

「俺のこともそうしてわすれていくんだろぅ?」

 

とか言わないで下さいよ。

 

幾らなんでも心が痛みます。凹みます。
 

何が本気とか分からないし軽がるしく本気だよ。なんて言えないし、
言いたくない。
 

でも必死になって伝えようとしないのは、なんでかな。

 

 

 

「なかなか逢えないけれどまた必ず逢えるって安心感がある」

 

思う。

 

この微妙な距離が二人には丁度いいもの。

 

近からず遠からず
夢中にもなり過ぎず

 

理性では分かっている、けれども
気持ちも前に出てきちゃうから

 

帰り際になると感情を抑えるのにいつも苦労する。

 

ずるい大人は嫌いです。
だけど本音はもっと別。

 

 

 

 

 

-----そんなあなたが好きなんです。

 

 

情ですか?

 

 

 

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